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Langawi - Cameron Highland Tour

(2001年1月13 - 19日)


1月13日 Narita - KL - Langkawi


ツアー初日。成田の団体受付カウンターで今回の参加者であるMご夫妻と待ち合わせ。ご夫妻はこれまで新和のツアーに数回ご参加されているという。お仕事の関係上、旅行慣れなさっているご様子。

 午前10時30分、マレーシア航空89便にて成田出発。機内は9割の搭乗。空席がほとんどない。となりは新婚なのか、マレーシア航空からアンケートの依頼を受けていた。前日、あまり眠れなかったが、一向に眠くならないので、映画3本を立て続けに見る。暇つぶしにはB−777は悪くない。座席が硬いのと、狭いのには閉口するが・・・。
 見た映画は"Autumn In New York", "Perfect Storm", 「スペース・トラベラーズ」。最後のみ邦画。"Autumn In New York"はウィノナ・ライダーとリチャード・ギアによる恋愛もの。リチャード・ギアはこういう役回りが多い。女性がウィノナ・ライダーだから見られた映画だなという印象。ストーリーは口にしてしまうと陳腐になるのでやめておこう。"Perfect Storm"はこんな映画をよくも2時間もの長巻にしたもんだというのが第一印象。ジョージ・クルーニーに判断ミスで自分も船員も死に追いやってしまう船長の役は妙に似合っていた。劇場で見ないと見られない映画。「スペース・トラベラーズ」は最近の典型的な日本映画の印象。淡々としている。少し、ユーモアのエッセンスも入れているつもりらしいが、笑えない。こういうワンパターンな映画を作っているうちは日本映画の将来は明るくなさそうだ。

 17:05、KL着。メインターミナルへ戻って、入国手続き。トランジット用の入国はエアロトレイン脇のエスカレーターを降りたところで行う。入国後、乗り継ぎまで1時間以上待ち時間。喉が渇いたので、一軒だけあった店へ行くと、これがやたらに高い。ジュース1杯5RMは高すぎないか。前に並んでいた日本人のグループがビール4本とミーゴレンとカレーで4000円と要求されて不信な顔をしていた。空港の中であろうと、マレーシア人の商売のやり方は変わらないらしい。「税別なら税別とボードに明示しないと、不信に思われる」と皮肉を言ってやったが、"Thank you, sir"と一言。通じたのやら。

 19:40、ランカウィ着。ほんの1時間のフライト。電気系統の故障なのか、ハッチが開かない。せっかちの日本人旅行客たちが騒いでいる。20分程度待たされてようやく降機。荷物を受け取り、空港の外へ。独特の湿気が少し懐かしくもある。
 ガイドのCHは外でレンタカーを借りて待っていてくれた。互いの自己紹介を終え、まずは夕食。ホテルに行く途中のレストランで食事。店の親父が上客と思ったのか、やたらにイセエビを勧める。CHがだいぶ粘ってかなり値切ったらしい。初日の晩からイセエビが食卓にあがることになった。

 食後、10分ほどでホテルに到着。チェックインを済ませ、明朝7時からの探鳥開始を確認し、入室。蚊に悩まされながら、初日の夜が更けていった。


1月14日 Langkawi


7:00、ホテルロビーにて待ち合わせ。まだ夜明けまで間がありそう。

7:20、薄暗いが探鳥開始。Puff-throated Babbler, Striped Tit-babblerの声がこだまする。赤い花にBrown-throated Sunbird, Crimson Sunbirdが来る。さらに少し離れた木に
PURPLE-THROATED SUNBIRDが。朝なので、ほとんど黒くしか見えないが、それでも頭の濃い緑、腹の赤が光って美しい。しばらく歩いて、大木のてっぺんにLARGE GREEN PIGEONを見つける。続いてThick-billed Green Pigeonも。Large Green Pigeonはオスの胸のオレンジが印象的。案外首が長く、Thick-billedほどずんぐりとした印象は受けない。Thick-billedがアオバトに似た声で鳴くのに対し、「グル、グル」と聞こえるような特有の唸り声で鳴くのが印象的だった。
 ハトたちが憩う木の傍で、枯れ木に止まる
STREAK-BREASTED WOODPECKERを見つける。なかなか胸が見えず、識別にやや苦労。頭頂部の赤がむしろオレンジがかっていて、近似種のLaced Woodpeckerよりも美しい。
 その他ではAshy Minivet, Asian Fairy Bluebird, Inornate Warbler, Orange-bellied Flowerpeckerなど。小鳥の種類が少なく、このような環境なら沢山見かけるヒヨドリ類もほとんど居ないし、Barbetすら居ない。本土から40km弱しか離れていないのに、本土に普通の鳥の多くが居ない。KLではどこでも目にするOriental Magpie Robinすらいないのには驚かされた。目立ったのはブッポウソウ。枯れ木の上ならたいていどこにでも止まっていた。

 朝食を食べにホテルへ。バイキング形式で、Nasi Lemakなどを食べる。食後、ホテルの裏で
CHESTNUT-HEADED BEE-EATER, Collared Kingfisherなどを見かける。一旦休憩を取り、今度はGunung Rayaへ。島の最高峰で881mある。ここへ入るには50セン払い、ゲートをくぐる。山頂へ行く途中、Wreathed Hornbillが上空を飛ぶ。羽音が間近に聞こえるほどの近距離だ。近くの電線にはBlue-tailed Bee-eater。山頂までの間にサシバ、アカモズが出る。アカモズは2個体電線に並んで止まっていたが、羽色が全く異なる。亜種間の相違であろう。(おそらく、亜種confusus:褐色のものと亜種lucionensis:灰褐色のもの。)山頂ではCrimson Sunbird, Grey-faced Buzzard, Red-rumped Swallowなど。眺望が良く、島の南側のほとんどや遠くの島々まで見える。山頂にある軽食堂で食事。車に戻ろうとすると眼の前の木にGreat Hornbillが飛来。わずか10mほどの距離に止まる。全長1.2mの巨鳥が目の前に。下山途中、高さ30mくらいある枯れ木に小さな緑色の小鳥を発見。車を寄せて降りて見ると、なんとこれがASIAN EMERALD CUCKOO。上面はエメラルドグリーンで光沢があり、光線加減で青っぽくも光る。嘴は黄色で、先端がやや黒ずむ。胸から腹にかけては灰黒色の横縞模様。頭は換羽中らしく、頭頂は緑色に変わっていたが、眼の周囲には赤いアイリングがあり、オスとメスの中間のような羽色だった。おそらくオスの若い個体で換羽途中なのだろう。

 ホテルで再び休憩。コテージの傍のfigにOriental Pied Hornbillが来ている。これは目の前で見られた。Orange-bellied Flowerpeckerが何羽か集まっていて、figを嘴で器用に割って中身を食べている。Inornate Warblerの「チーィ」という声をあちこちで聞く。半島南部と異なり、ここでは著しく普通種らしい。その後もこのfigではいろんな鳥が出現した。

 休憩後、夕方空港脇の水田地帯へ。水牛が水浴びをするゆったりとした景色が印象的。Plain-backed Sparrowをレストランの横で探すもハズす。大きな水路でタカブシギ、イソシギ、オオヨシキリなど。オオトカゲがゆっくりと泳いでいる。道路反対側の水田でRed-wattled Lapwing, Pintail Snipe。Chestnut Muniaが数羽飛ぶ。ゴーカート場の傍で
PLAIN-BACKED SPARROW3ペア。メスは限りなく地味なスズメだが、オスの背面は赤茶色で鮮やか。オスの方がやや大きい。

 雨が降ってきてお開き。日本語を喋るオーナーのいる中華料理店でディナー。前日の教訓で、あらかじめ蚊を5匹殺してから眠った。


 1月15日 Langkawi


 今日はやや雲が多い。南西部にある滝の傍から探鳥を開始。駐車場に車を止め、Spectacled Leaf Monkeyを見ていると、サイチョウ3種が次々に飛ぶ。特にGreat Hornbillは多く13羽飛んだ。近くに実のなっている木があったらしい。狙いはGreat Slaty Woodpeckerだったが、はずす。小雨も降り出し、ホテルへ戻ることにする。道中、Forest Wagtail, Chestnut-breasted Malkoha, Black-headed Bulbulなどが出る。

 一旦ホテルに戻り、朝食&休憩。ホテルのビーチ傍で、Chestnut-headed Bee-eater, Collared Kingfisherに続いて、
BROWN-WINGED KINGFISHERを見つける。M夫妻とCHに知らせる途中、figの実のなる木に立ち寄ると、ここではORANGE-BREASTED GREEN PIGEONを見つける。ハトの方は一旦飛ぶが、CHが素晴らしい観察力で見つけて、望遠鏡に入れて見てもらう。

 昼前にホテルを出発。マングローブ林の中にあるBarn Thaiで昼食。著名人がたびたび訪れるらしい。M首相の写真が入り口にあった他、谷村新司氏の写真が。現地のマレー人とあまり大差のない印象には二度驚かされた。
カニクイザルがいるが、鳥の方は今ひとつ。ホテル脇でPurple-throated Sunbirdを見つけたのみ。黄緑色の光沢のある小型のフグ、テッポウウオ(本当に水中から水を飛ばしていた)、swordfish(カジキではない)と呼ばれる小型の細長い魚、青や赤の色鮮やかなカニを見て楽しんだ。

 陽気で人の良いCHはドリアンが売っているのを見かけると、「ドリアーン、my favorite fruitね」と叫ぶし、hornbillを見つけては、「サイチョウぉ、ね!」と叫んでいる。長年新和のツアーの案内をしているせいか、妙な日本語ばかり覚えている。彼の知っている日本語は、クルマ、トンダ、シキチョウ、アオショウビンなどなど。一般的にはあまり役に立ちそうもない。トンダとは、飛んだのこと。鳥を見ている人が、鳥が飛ぶと、「あっ、飛んだ、飛んだ」というので、覚えたらしい。誰かが、「飛んだ」と呟くと、「アッ、トンダ?トンダネー」と口にする。彼いわく、日本人は台湾人よりもよほど案内しやすいという。台湾人は時間どおりに集まらないし、レストランでも口々に勝手にオーダーするからだそうだ。

 「今日モサイチョウネー」というCHの声を聴きながら、Gunung Rayaへ。山頂へ行くまでにWreathed Hornbillのメスを見つける。嘴のしわの数で年齢が分かるという。山頂は今日はハズれ。下山途中に「この辺で飛ばないかな」と車を止めたら、まさに前方からGreat Hornbillが。これまた目の前10m弱のところに止まる。警戒心が薄いのか・・・。少し高いところにはWreathed Hornbillのペア。さらに、山頂側からもう一羽のGreat Hornbillが来て、先に来ていた個体を追い出す。Great Hornbillはいずれもオス。昨日見た個体もオスだったのだが、どうやら繁殖期に入っているらしい。メスは繁殖期には木のうろに篭り、抱卵中はオスが与える餌を食べるという。
サイチョウを満喫して下山。ゲート近くでMountain Hawk-eagleが飛ぶ。大きさだけでも十分に本種と分かる。マレーシアでは昨年のランカウィの記録に続いて2例目ではないか。普段バーダーが入らないので、あまり鳥相について知られていないのであろう。Brown Needletailの群れに混じって、
WHITE-VENTED NEEDLETAILが出現。

時間があったので、夕方さらに探鳥。Purple-throated SunbirdとCrimson Sunbirdが夕方の柔らかい光線を浴びて美しい。日没直前にようやくHill Mynaをまともな条件で観察。Changeable Hawk-eagleが出て終わり。

夕食はホテル近くの新しいレストランへ。食事がカジュアルな割に入場料を取ったりと変だと思ったら、元々はジョディ・ホスター主演のタイ王子との恋愛を描いた映画の撮影に作られたものだったらしい。


 1月16日 Langkawi - Penang Island - Taipin - Ipoh - Tapah - Tanah Rata
(Cameron Highland)


 

移動日。ホテル裏で探鳥。

 明け方、アオバズクが数声だけ鳴く。「ウゥップ」と聞こえる声は日本のものと全く異なる。

Oriental Pied Hornbill, Hill Mynaがfigに集まる。Mangroveの傍でBrown-winged Kingfisherが出現。数羽いるところを見ると、よほど本種には良い環境だったらしい。他にカワセミが飛ぶ。Black-naped Orioleに混じって、妙なコウライウグイスが一羽。鮮やかな黄色でオスのコウライウグイスらしいが、やや小ぶりで尾が短め。翼が全体的に黒く、小雨覆にわずかに黄色い斑がある程度。頭は全体的に黄色で、目の周りが細長くわずかに黄色い。分布からは考えにくいが、European Golden Orioleのオスと一致する。それとも、Black-hooded Orioleの亜種なのか・・・。ランカウィ最後にBlack-capped Kingfisherが出て締める。

 Langkawi発11:35、Penangまではわずか30分ほど。レンタカーでCameron Highlandを目指す。Langkawiで借りた車は後部座席のドアのひとつが内側から開かなかったが、今回は大丈夫らしい。Penang島はマレーシアでも最も地価の高いところだという。KLやJohorよりも高いというのだから、かなりのものだろう。Penang大橋は以前は世界で一番長い橋だったという。なんでも一番の好きな某首相の顔がすぐに思い浮かぶ。高速に入り、サービスエリアで休憩。昼食を取り、4時前にTapahを通過。トイレ休憩の後、登りにかかる。Orang Asliたちが豆、ドリアン、マンゴスチンなどを路肩で売っている。
 途中、Black Eagle, Grey-rumped Treeswiftを見る。Black Eagleの雄大な飛翔が印象的。

 Cameronはやはり曇り。ここですっきり晴れたという記憶がない。Tanah Rataで車を止め、ウォーキング・トレイルへ入る。沢沿いでSlaty-backed Forktail, Large Niltava, Silver-eared Mesia, Fire-tufted Barbetを見てお開き。Steam Boatのディナー。CHがよせば良いのに、通りがかりのオランダ人風夫婦をレストランに呼び込む。後で見ると、調子に乗って入った夫婦がSteam Boatを不思議そうな顔をしてつついていた。


 1月17日 Tanah Rata - Gunung Brinchan - Brinchan - Tanah Rata - Gunung Brinchan - Tanah Rata


 朝から雲が多い。夜明け前に起き、Gunung Brinchanへ。Brinchanの集落の外でタクシーが道路の穴にはまっている。工事中でたまたま穴が開いていたのだろう。昨年工事中だったGunung Brinchanへあがる途中の道は舗装し直され、立派な道に変わっていた。昨日の中華料理店の人が言っていたが、Cameronあたりの富裕層は依然Gentingまで道がつくことを望んでいるという。退屈な山の生活をギャンブルで紛らわしたいらしいが、仮に道路が建設されれば、貴重な半島山間部の自然が失われるだろう。

 Gunung Brinchanへの急な登りにかかる。途中、
LESSER SHORTWINGが路上に出現。車のライトに照らされた路上で虫かなにかを探している。普段は警戒心の強いこの鳥を見たのは実は初めて。
山頂まで登って折り返してくる。風はないが小雨が降っている。やや霧に煙る尾根から降りたところでbird waveに遭遇。
CHESTNUT-TAILED MINLA, Blue-winged Minla, Yellow-breasted Warblerなどが出現。さらに山を降り、谷を見下ろせる斜面でSnowy-browed Flycatcherなどを追加。Ye Old Smoke Houseでトイレ休憩。アンティーク調の内部は雰囲気が良いが、両側を道路にはさまれた今は宿泊にはあまり落ち着かなさそう。

Grasshopper Restaurantというグロテスクな名前のレストランで食事。中華系のメニューを数品頼む。量はやや多いが味は悪くない。愛想の良い店の女の子が言うに、このレストランはツアー客よりも現地の人を主に対象にしているという。お茶作りが盛んなCameronはインド人が多く、インド系を対象にしたベジタリアンメニューがあったのもそのせいだろう。

 昼食後、ホテルに戻って休憩。ホテルのゲート傍でWhite-tailed Robinが出現。

 昼から再度Gunung Brinchanへ。午前中ほどは出なかったが、それでもBlack-eared Shrike-babbler, Grey-chinned Minivetを追加。Tanah Rataの集落内でLong-tailed Sibiaを探すもいない。いつもは普通に出る鳥なだけに意外。Orang Asliの集落で鳥を見ていると、子供たちが寄ってきて、お金をせびりだす。マレーシアではあまり見かけない光景なだけに驚かされる。白人観光客でも来て、写真を撮るついでにお金を落としていくのだろう。残念な光景である。

 前日行ったトレイルに再度挑戦。Slaty-backed Forktailがこの日も出現。Fire-tufted Barbet, ムギマキなどもじっくりと見てもらえた。最後にLarge-tailed Niltavaのオスが明るいところに止まっているのが見つかり、良い条件で見てもらえた。

 最後に薄暗がりの中、Verditer Flycatcherのオスを見つける。10分ばかり観察した後、日暮れと同時に飛んだ彼は「ショータイム終わり」とでも言わんばかりだった。

 この日の夕食はまずはビールを買ってきて、Tanah Rataでサテー。Heavy Metalのガンガンかかる食堂でビールを飲みながら食べるサテーはなかなかのものだった。仕上げに中華料理店で麺を食べて終わり。


1月18日 Tanah Rata - Tapah - Tanjong Malim - Ulu Yam Lama - Genting Highland - Old Gombak Road - Ampang - KLIA


 最終日。今日も朝から天気がすっきりしない。朝食を先に取る。ロティ・チャナイはマレーシアではよく見かける朝食。インド料理と信じ込んでいたら、インドにはないものらしい。マレーシアに移り住んだインド人が開発したものか。

 朝一番はホテル傍の小道から。天気がすっきりしないせいか、鳥影は少ない。それでも、Pygmy Wren-babbler, Streaked Wren-babblerを見るのに成功。Pygmy Wren-babblerは9センチほどの小さな鳥だが、大きな「ヒー」という声を出す。嘴を大きくいっぱいに開けて鳴いていた。

 天候がぱっとしないCameronに見切りをつけ下山を決める。下山途中、Black-thighed Falconet, Mountain Imperial Pigeon, Black-crested Bulbulなどをごみ捨て場の傍で見つける。

Tapahへ降りて高速に入る。サービスエリアで昼食。久しぶりにChicken Riceを食べる。Ulu Yam Lamaへ寄るが、暑くて鳥が居ない。ミフウズラが偶然飛んだくらい。

 すぐにGentingへ向かうことを決める。山へ登るとまた天気が悪くなってきた。食堂で休憩を取っている間に雨が降り出した。幸い、探鳥地へつく頃には止む。雨の後の探鳥は良いと言われるが、今回はそれを考慮しても素晴らしいものがあった。
 Bronzed Drongoを見ていると、キツツキの声がする。すぐに赤い羽のCrimson-winged Woodpeckerを見つける。「クワッ、カカカカカッ」という笑うような声の主はHelmeted Hornbill。木陰の間から見つかった。40mほどの距離。飛ぶと長い尾が目立つ。Helmeted Hornbillのカスクは他種と異なり、中が空洞でないために工芸品に使われてきた。このため、密猟を招き、結果的に数を減らしたといわれる。そのカスクの値段は数百万ドルにもなるそうだ。サイチョウが飛んだ木の傍ではVerditer Flycatcherのメス。さらにBar-winged Flycatcher Shrike。手前の木にはLesser Cuckoo-shrike, Large Woodshrike, White-browed Shrike-babbler, Sultan Tit, Blue-winged Leafbird, Blue Nuthatch, Scarlet Minivet, Black-browed Barbet, Brown Barbetらが次々に目の前に現われる。
 ようやく見終えて、しばらく進むと別のbird wave。センダイムシクイ、Chestnut-crowned Warbler, Speckled Piculetなどを追加。
 小道の出口へ戻る途中でChestnut-backed Scimitar-babblerが鳴く。Red-headed Trogonが最後に出て、クロテナガザルのおまけがついてGentingを切り上げる。

 帰路、さらにOld Gombak Roadへ立ち寄る。「moreサイチョウネー」というCHの声に反応したのか、Rhinoceros Hornbillが飛ぶ。これが止まったところを探していると、Helmeted Hornbillのペアがさらに飛ぶ。木に止まったHelmeted Hornbillのペアをゆっくりと観察し、盛り上がりの中、今回の探鳥は終了。Ampangにあるレストランで食事をし、午後9時KLIA着。CHに礼を述べ、チェックイン。

 1月19日、6:50、無事に帰国。空港でM夫妻と別れ、ツアーは終了。帰路についた。


(了)


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